ベンチャー企業に必要なハングリー精神

ニコニコ動画は、お金が全くない訳ではなくて、それなりに会員収入があってエンジニアも揃えています。しかし、ニコニコ大会議に代表されるようにお金のかかるイベントなどにお金を費やして、主力の動画ビジネスの方が疎かになっているという事がユーザーから批判を浴びています。
ひろゆき氏の2011年の指摘によると『ニコニコ動画の経営陣がユーザーの方を向いているのではなくて、自分たちがやりたいことをやっている』と言われてます。黒字化した2010年から7年を経て、ニコニコ動画の会員数が減少に転じて、このままだとサービス自体が立ち行かなくなる可能性も指摘されています。
普通の人が使うサービス
ニコニコ動画の経営陣は、既に数億円以上を保有している『資産家の仲間』であり、高性能のパソコンを使っていたり、自宅の回線スピードが速かったりします。しかし、普通の家庭では、今でもADSLの回線で接続しているかもしれないし、パソコンも古いXPパソコンを使っている人もたくさんいます。
今の若者はタバコを吸っていなければベンツが買えたどころか、酒もタバコも一切やらなくても軽自動車すら買えないし、更に言えば「(売り払わないことを条件に)クルマ1台プレゼント」と言っても維持費が払えないから貰わないレベルの貧しさだということをオッサンオバハンジジババは理解すべき
— ブラック企業の深い闇 (@makkuro_ankoku) December 9, 2017
ハングリー精神が必要な理由
中途半端にお金を持つと、多くの人は苦労するのを嫌になって、やりたいことを始めてしまいます。ニコニコ動画がその典型で、社内がいろいろと苦労を重ねて黒字化して、黒字化した途端に機能がリニューアルされなくなりました。人間は誰しも苦労を続けたくない物なので、ハングリー精神を保つことは大変な事です。
ハングリー精神がなくなると、語ることだけ立派になって、実行が伴わなくなってきます。
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