ウェブサービスがシンプルであるべき理由とは?シンプルなものが生き残る
数あるCMSの中で、ワードプレスが普及したのは、シンプルなわりに拡張性が高かったからです。Drupalなども拡張性が非常に高いCMSでしたが、あまりに利用する学習時間が長いので、2011年以降はジワジワと利用者が減少しています。
Drupalなどの高度なCMSになってくると、開発者の負担も大きくなってきて、学習時間が長くなればなるほど、汎用性が低くなっていく事になります。汎用性があまりに低くなり過ぎると、Drupalを使わずにゼロから開発した方が早いという事になってしまいます。
シンプルなものが優れている
ウェブサービスは、とにかくシンプルでないと、多くの人が使う事ができません。Facebookの場合には、多くの機能が追加されていて、もう訳が分からない状況になっています。ツィッターも機能追加が行われましたが、ほとんど使われていません。インスタグラムもシンプルです。
日本で仮想通貨が流行したのは、コインチェックがシンプルで簡単なユーザーインターフェイスを提供したからであり、誰でも簡単に使えるという事が非常に重要です。
複雑になるとユーザーが離れる
LINEのように少しずつニュースなどが入って複雑化していくと、ユーザーは目的以外のものが入り込んでくる事に嫌気がさしてユーザー離れを引き起こす事になりかねません。例えば、Mixiなどはポータルサイトを目指して多くのものを導入して失敗しました。
数多くの機能を導入する事は、ユーザーの目的が果たせない事になるので、ユーザー離れを加速させるのです。機能を絞り込んで、簡単な機能で提供する事が求められています。