大暴落の様相を呈するクックパッドの株価

クックパッドの株価が大暴落の様相を呈するようになっています。
クックパッドの株価は、ここ3年間ほど下げ続けており、下げ止まりが見えません。クックパッドは、レシピの最大手サイトとして君臨してきたわけですけど、レシピ動画がインターネット上に大量に出てきたことで、その価値が疑問視されるようになってきました。
簡単に言ってしまえば、クックパッドの保有する資産であるコンテンツの価値がここ5年ぐらいで大幅に低下したことが主な要因と考えられます。
将来の展望が良く見えない
投資家がクックパッドの株を売っている背景には、クックパッドの将来の展望が良く分からないというものがあるでしょう。クックパッドから出ている決算の数字自体は、赤字になっているわけでもなくて悪くないですが、将来のクックパッドの方向性が見えないので、将来的に赤字になるかもしれないという恐怖が投資家を売りに走らせています。
今の段階では、古くなったシステムであるクックパッド本体をどうするか?というよりも、事業の多角化で株価を引き上げる方向を模索した方が良いように思います。それは、前社長である穐田誉輝さんがやっていたことなんですけど、社長が交代して方向性がおかしくなってしまいました。
クックパッドは成長できない理由
クックパッドには、既に5500万人ともされる月間利用者を抱えており、日本におけるレシピのサイトとしては、これ以上の成長を期待するのは難しいでしょう。従来のビジネスモデルは、従来のビジネスモデルとして継続するとして、全く違う分野で新しい事業を開始した方が展望がありそうです。例えば、飲食店・旅行業界との積極的な提携などが思い当たるでしょう。
無料コンテンツに対するユーザ課金のビジネスモデルが利益率の低下の要因であり、新しく飲食店などから直接的に広告費を取るようなサービスを展開していかないと、生き残りは厳しいものになるでしょう。