労働収入以外の収益源を確保すること

生存のためには、労働収入以外の収入源をいかに確保するかということは、重要な課題であると言えるでしょう。
お金を持ち歩かない世界
世の中に存在しているのは、もの(商品)、代替現金(商品券)、各種ポイント、そして通貨。値札は全て「その国の通貨」で付けられているので、どうしても為替の影響を受ける。
お金すら運ばない世界
かつての人は、ぶつぶつ交換を行っていました。例えば、第二次世界大戦中は、日本でも農村に着物を持って行って、その着物と引き換えにして、農作物を貰うという形です。着物は高価なものでしたが、貰えた農作物はそれほど多くなかったでしょう。その時代に高価な着物なんて必要ない訳ですから。
日本では、布が使われたり、中国では貝が使われたりしていました。布・貝などは持ち歩くのが不便という理由で、それは紙幣などに代わっていくことになります。そして、その紙幣などは、今ではデジタル化してスマホの中の数値になってきています。
企業ポイントが銀行化していく
当初の楽天ポイントは、単純に楽天市場で利用されるものでした。それは順次拡大されて、今の楽天ポイントなどは、コンビニなどでも使えるようになっていて、現金と同じように「買い物」をすることができるようになっています。
広がっていくオンラインの収入
オンライン収入も増加する傾向があります。例えば、インターネット上で写真を売って稼いだりする人なども増えてきています。動画に広告を付けているYoutuberなども増えています。オンライン収入を得る人は、収入が増えるほどに借入れなどの信用を得ることができます。
収益性資産が多様化する社会
現代社会においては、収益性資産が多様化した社会でもありました。交易の中心に「情報産業」が置かれるようになって、人々の嗜好を左右するようになっていったのです。
お金に対する洗脳を変えていく
銀行は、100万円の預金に対して、手元に10万円を残して、企業に対して90万円の貸し付けを行うことで利益をあげています。90万円の貸し付けを受けた企業は、それを銀行に預けます。そうすると、銀行は10万円を残して残り80万円を貸し出しに充てます。こうして、お金が信用によって「増加したように見える」現象が起こってきます。