Nanapiが77億円なら、NAVERまとめは300億円の価値かな。
コンテンツのハウツーサイトのNanapiの評価額が77億円もするらしい。KDDIが40億を出資して過半数を握るそうです。
凄いよ!けんすうさん。と言いたいところもありますが、本当に77億円という評価額が適正であるかどうかは、疑問でしかありません。こういったものは、現在あげている売り上げ、収益などから、将来あげるであろう収益などを計算して評価付けを行ったりするのですけど、評価価格というのは結構適当であって、価格の付け方なんて話し合いで決まるような所があります。
KDDIは、携帯事業で金が余って、何に投資すればいいか良く分からないようなぐらい儲かっちゃったので、Nanapiに数十億円の投資をしてもいいかなと思ったんでしょうね。こんなコンテンツサイトを高く売り飛ばしたけんすうさんは、見事です。
Nanapiのアクセス数を考えると、NAVERまとめの評価額は、どのぐらいになるか本当に興味深いですね。NanapiとNAVERまとめでは、全く性質が異なっているサイトなんで、Nanapiが独自記事を追求するのに対して、NAVERまとめはキュレーションを追求しています。Nanapiはライターに安い固定給を支払って書かせて、NAVERまとめはアクセス数に応じた収益配分を行っています。NanapiとNAVERまとめを比較した場合には、NAVERまとめの社会的影響力の方が圧倒的に大きい事は言うまでもありません。
成長性でもNanapiの成長は今ひとつなのに対して、NAVERまとめが大きく成長しています。これならNAVERまとめが300億円以上の価値を持ってもおかしくないですね。
Nanapiの価値どんだけ?
けんすう氏がNanapiの売却に動いたのは、当人がNanapiの価値というものを一番良く理解してたからでしょう。KDDIがアホだとは思わないですけど、何か国内で良い会社を買いたいと思っても、目だったコンテンツを作っている会社がないというのが日本の現状で、そういったところで目立っていたNanapiに対して40億円という巨額の資金を出資する事になったという流れなんでしょう。
金が余っている企業に最後のババを抜かせるところがいいね!
NAVERまとめは、2015年に30億円の売り上げを目指していて(達成するには更に急上昇が必要そう)、それを達成したとすれば、30億円の売り上げで300億円の時価が付いたとしても確かにおかしくないかなと思います。利益としてどれくらい出るか分からないですが、今後もどんどん急成長し続けると仮定するのであれば、時価が大きく評価される可能性があるからです。
Nanapiの始めたアンサー
この携帯アプリであるアンサーは、Nanapiの単にハウツーを書いただけのビジネスから発展したものになっています。分かりやすく言えば、発言小町の携帯バージョンであって、気軽に質問・回答ができるので爆発的な伸びを見せていると言うことです。これは、今後も伸びる余地がありそうで、このアプリ「アンサー」の評価額は、もしかしたらハウツーサイトのNanapiよりも高いかもしれません。