ミクシィに立ち直るチャンスはないかなー
ミクシィを最近また始めたんです。理由としては、Twitterは匿名過ぎるし、Facebookは実名過ぎて、ミクシィが匿名と実名の中間あたりで使いやすさを感じてるところがあったからです。だけど、実際にマイミクの人はほとんど稼動していないので、使えるものといったら巨大コミュニティなわけです。この巨大コミュニティは、今でもオフカイなんかをやっています。
巨大コミュニティは、オフカイなどを開催してはいるのですが、オフカイ専門の業者が宣伝している場合も多くて、純粋にコミュニティでオフカイしている所は少なくなってきています。また、コミュニティでオフカイを開催したとしても、ほとんど集まらない場合が増えてきています。ミクシィのコミュニティは2003年から全く進化しておらず、その事が非常に大きな問題と言えるでしょう。
スマホ画面がやば過ぎるミクシィ
ミクシィのスマートフォンの使いづらさは、素人がデザインしたんじゃないかと思うような凄い使いづらいものになっています。何が使いづらいかと言えば、ボタンの多さであったり、見易さであったり、もう100点満点のうちで10点ぐらいの仕上がりぐあいです。どうしてこんな腐ったインターフェイスになったかと言えば、おそらくはPCの機能をそのままスマホに対応させたというだけなんでしょう。
スマートフォンの構造が複雑になればなるほど、画面をクリックしなければいけない事が増えて、それでPV数が伸びて広告収入が入ってくると考えているものと思います。シンプル画面にして、クリックが減ったら、ミクシィの収入自体を自分で刈り取ることになります。ただ、ユーザーが求めるのはシンプルさであり、これはミクシィの抱えるジレンマになっているのかもしれないですね。
コミュニティが荒れ放題
ミクシィは、コミュニティが最大の売り物だったのですが、コミュニティの半分ぐらいは、ほとんど機能しなくなってきています。私がミクシィの社長だったら、ミクシィのニュース、コミュニティ、ゲームを主力にして絞って、他の機能を全て取り除くと思うのですが、そういった改革をすると結果が見えないので改革は不可能でしょう。つまり、ミクシィは立ち直るチャンスなんてほとんど皆無で、このままユーザーが減少するのを待つだけなんですね。
ミクシィがLINEを真似て「ミクシィトーク」などというものをリリースしていますが、他社が大成功したところで真似始めたところで、それが成功する可能性なんてほとんど皆無です。
ミクシィが会員を稼動させる方法
ミクシィが会員を稼動させる方法は、実際のイベント開催などにあると思うんですよね。例えば、ミクシィ合コンみたいに合コンの主催者になるなど、ミクシィをどのように出会いの場所にするかというのを説明していく事が大事だと思うんですよね。そういう「新しい角度からのミクシィの使い方の提案」というものが非常に重要になってくるんです。他社を真似たアプリを連発したって、どれも当たりませんよ。あたったところで、ミクシィの収益にどれほど貢献するのでしょう?
スマートフォンというのは、移動しながら見る機会が多いので、実用性に優れたサイトが求められてきています。ミクシィもサイトの中で完結するのではなくて、実生活の場でどのようにミクシィを利用する機会が巡ってくるのかを具体的に提案していく必要性がでてきそうです。それをミクシィが実現できる可能性は、今までの状況を見ていると非常に厳しいと言わざるえないのですが、実現していくしかないでしょう。
既に国際化の時代
国際化の時代において、ミクシィのように国内だけで完結してしまったSNSなどには、もう既に競争力はないものと考えられます。インターネットはグローバルになっていて、利益を出す為には、できる限り巨大な市場が必要になっているという事でしょう。ミクシィは、国際化をほとんど想定しておらず、中国に支店みたいなのを作って展開しても中途半端で失敗しているので、国際化は全くできていないうちにFacebookやTwitterなどの外国勢にやられてしまいました。
ミクシィは、13億人の人口を狙って中国支店なんてやっていた訳ですけど、現実的には当初から英語で勝負した方が勝負しやすかったのではないかと思えます。日本の市場は、米国市場との結びつきが大変に強いので、米国の市場を狙ってそのまま英語化などをチャレンジした方が良かったように思います。そんなチャレンジが上手にできないままにミクシィは、完全に古いプラットフォームになっており、再起は難しいと思われます。