市民連合が「学者の会」になっているのが気になる
市民連合というのは、学者であったり、学生などが中心になっているので、経済界の考え方が反映されていません。市民連合シンポジウムに行っても、そこで議論されるのは「政治とはどうあるべきか」であったり、哲学者による講演であったりするわけです。正直に言えば、戦争法が違憲であって、9条が大切だという話なんて、今さら会場で聞くような話ではないような気がします。
話し合うべきは、「参議院選挙についてどのように戦略を立てるか」という事などを政治家を交えながら話し合うべきなんですけど、単なる政治学者の話を聞くシンポジウムになっているのは凄く気になります。市民連合としての記者会見だって、学者の会、立憲デモクラシーの会、ママの会、SEALDs、総がかり行動とういう5団体なんですけど、どの団体も経済団体と距離があって、経済団体との話し合いに弱いだろうと用意に予想できます。
何かをマネタイズする能力
頭の良い人は、どんなものでもお金に変える事ができるし、頭の悪い人は、何をやってもお金にする事ができないのだと思います。SEALDsの活動であったり、市民連合の活動を「無駄だ」というのは、それをマネタイズする能力がないだけなのだと思います。能力さええれば、多くの人が下手だと思うような『ピカソの絵画』であったとしても、何億円もの価格がつくのですからね。世の中に無駄なことというのは存在しておらず、どんなものでもカネになります。
ニートの生活だって、テレビに取り上げられると、それに広告がついて多くの人が視聴してお金になるのです。お金にならないことは無駄という発想ではなくて、どうやってお金にするかという発想が重要になります。その発想を持てない人は、会社経営には向いていないでしょう。
無駄なことでもやることに意味がある、というのは、給料保証されているひとや学生の考えなんだよな。5年間小さく会社経営してわかったのは、無駄なことはまじ無駄で、そんなことにかまけていると会社潰れるので速攻でやめるべきだってことだよ。
— 東浩紀 (@hazuma) 2016, 1月 27