会社から逃げ出そう！地主は奴隷の小作農に逃げられたら畑を耕せない！

日本では、諸外国に比べて「転職」が当たり前のように行われている訳ではありません。

明治時代の地租改正

明治時代の「地租改正」によって、土地所有が認められるようになると、土地を所有する代わりに3％の税金を払わなければいけなくなりました。貧しい農民は、税金が払えずに自分自身の土地を手放すことになってしまいました。そして、土地を手放した後は、自分で土地を持たない「小作人」として、誰かの下で働くことになったのです。

戦後の農地改革

戦後の農地改革によって、地主の土地が強制的に取り上げられて、小作人に分配されることになりました。小作人は、再び自作農家として「自分の畑」を耕すことができるようになったのです。そして、戦後の経済成長によって、土地の価格が高騰した場所、特に都市部などでは、新しい富裕層が出現するようになったのです。

地主は相続税で没落する

地主が3代で没落するというのは、良く言われる話です。この原因とされるのが「日本の相続税率が最高55％」ということです。そこで多くの金持ちは、財産を個人で所有することをやめて、法人で保有することで相続させることを画策します。