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西部HDによるプリンスホテル売却

  • 12 December 2024
  • のぶやん
西部HDによるプリンスホテル売却

新しく建てた方が安い

部屋を改築・改装したところで、部屋の広さであったり、天井の高さを変えることは困難です。70年代、80年代に建築されたホテルは、そもそも「大人数を収容できるホテル」を考えて計画されている側面があるので、1部屋の作りはそこまで広くなかったのです。1部屋が広く作られるようになったのは、90年代以降でしょう。

苗場プリンスホテルは、既に客室として使えない部屋がでてきており、従業員寮として利用しています。老朽化している設備は、水回りの老朽化が激しいので、蛇口から出てくる水が茶色のことが良くあります。それは、配管をすべて交換しないと改善しません。もちろん、飲料に耐えられるようなものではありません。

苗場プリンスホテルのヤバさ

プリンスホテルで最もヤバいのは、苗場プリンスホテルで、その強いブランド名と裏腹に設備は70年代、80年代のもので中身がボロボロです。今の新しいホテルに泊まり慣れた人から見ると、このクオリティで、この価格は高いと思うに違いありません。

さらにホテルの従業員の質の低下も著しいものがあります。正社員を極限まで減らして、短期雇用の派遣社員などを増やしているので、サービスのクオリティは高くないでしょう。

苗場ブランドは失墜している

苗場プリンスホテルと言えば、スキー好きのメッカのような場所でした。しかし、今では設備の老朽化によって、楽しめる場所ではなくなっています。冬に行くよりは、フジロックフェスに行った方が楽しめるぐらいです。

志賀高原プリンスのヤバさ

志賀高原プリンスホテルは、西館が特にヤバくて、長野オリンピック(1998年)で選手寮として使われたものが客室となっています。あまりに狭い部屋が多くて、従業員寮にしてもおかしくないようなレベルです。これ単体で売却しても、買い手が付くとはとても思えません。南館ならば買い手が付く可能性があり、東館なら資産価値がありそうです。

志賀高原に対して、それほど多くの需要があるか?と言えば、冬季に来る客が多いけど、「供給過剰なのは明らか」なのです。外国人がいくら来たところで、日本人の観光客数が来なければ、需給のバランスが取れません。

どこのスキー場に行くべきか

私があまりスキーが得意でない人と行くとすれば、草津温泉を選ぶでしょう。首都圏から往復7000円で、スキー以外のアクティビティを楽しむことができます。

日本の何もない場所にあるスキー場(例えば、パルコール嬬恋スキー場)は、どこも経営がヤバくて傾きかけています。もう、2010年代には施設がどこもボロボロで、それを何とか運用しているような場所が多いのです。

新しい設備を活用できていない

新しい設備を建設しても、それが十分に活用できない例もあります。

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