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日本の崩壊する町内会

  • 18 December 2024
  • のぶやん
アイドルのオタク

日本の町内会の崩壊

日本では、町内会は既に崩壊しています。日本では、町内会は全国どこにでも見られるシステムであり、住民は「町内会に入ること」で行政サービスを受けられるとされてきました。しかし、最近では町内会がうまく機能しない場所が増えてきています。

引っ越してきて「町内会に入らない」という選択をする人も増えてきています。町内会長は、そのやりがいだけでは継続できないものになってきています。非常に強力的な住民がいて、何もしない住民がいた場合には、協力的な住民ほど損をすることになります。

協力的な住民だけが協力する体制

政治的に参加しない人が増加するようになると、参加している住民だけが「損をする」ということになります。この事態を避けるために、協力する住民同士は連携して利益を得て、ものごとを勝手に決めるようになっていきます。例えば、議員のなり手が少ない時、議員たち自ら議員報酬の引き上げなどがそれにあたるでしょう。

行政の末端を担う町内会

町内会は、町内会長が議員を通じて様々な要望を行う場所にもなってきました。議員は、地域に影響力がある町内会長と日頃から仲良くしておくことで、議員に再選を狙えるようになりますし、実績を作ることもできるようになります。

オンラインで繋がるサークル

2000年代からは、オンラインで繋がることが一般化してきています。日本の町内会が崩壊していくのと並行して、これらのコミュニティ活動が活発化してきました。しかし、オンラインコミュニティが発達してきた時代に使ってきたのは若者であり、そのような世代は町内会などを離れて、オンラインで繋がったコミュニティなどを重視するようになってきています。

アメリカのゲートコミュニティ

アメリカでは、高級住宅地を形成する「ゲートコミュニティ」が発生しています。2003年にNHKスペシャル「富の攻防 ゲートコミュニティ」で既に取り上げられていたのです。今から20年前に私はこの番組を見ました。

中間層は、ゲートコミュニティの中にプール、テニスコートなどの共有施設を作ることで、1戸、1戸では作ることが難しいようなものを実現しています。簡単に言ってしまえば、ゲートに囲われた会員制の施設みたいなものです。Private Govermentとも言われています。

日本の公共設備は安い

日本では、かなり良い公共設備を数百円で利用することが出来ます。それは、図書館に限ったことではなくて、市民プールであったり、スケートリンク、体育館、ジム、テニスコートなどを安い価格で利用することが出来ます。かつては、市民は無料みたいな所もありましたが、最近では数百円の料金を取る所がふえています。

このような日本の設備は、削減される傾向にあり、実際にスケートリンク(相模原市)など利用者が減少傾向にあるものは閉鎖される場所もありますが、あと10年、20年ぐらいは存続を続けるでしょう。

日本における住居群

日本では、タワマンみたいな共有設備が充実したものであったり、リゾートマンションみたいなものであったり、共有設備が充実したシェアハウスも存在しています。しかし、そこのコミュニティがうまく機能しているところは少なく、実際には住民同士が自治を行っているイメージとは程遠いものがあり、管理業者に任せきりです。

若い人なら歓迎される

20代で居場所を作るのは簡単なことであり、特に20代女性は、若いというだけでどこにいっても歓迎される存在となります。しかし、それは「若い女性だから」という理由であり、それが30代、40代にもなってくると変化が見られるようになっていきます。

それが30代、40代の中年男性にもなってくると、どこに歓迎されることもなくなります。「どこにも歓迎されない存在」になっていくのです。

成功するプロジェクトと失敗するプロジェクトの違いは何?

  • 9 March 2015
  • のぶやん

新規立ち上げのプロジェクトがあったとして、それが成功するか否かというのは、もちろんリーダの素質とかあるんですけど、それ以上に重要になってくるのが「チームの個人が主体性を持って取り組めるかどうか」である事は言うまでもなさそうです。数多くのチームプロジェクトに関わってきましたが、実際に主体性を持って取り組める人というのはそれほど多くありません。

最近では、企業の中に正社員だけではなくて、派遣社員、契約社員、アルバイトなど様々な形態で働いている人が多いので、それぞれが仕事に対して「プロフェッショナルで主体性を持って働くという事が非常に難しくなってきています。チームの意思統一を図る為には、チームの向かう目標の議論であったり、チームメート同士のコミュニケーションが欠かせないと言えるでしょう。

リーダーが巻き込む能力

先ず、最初に言える事はリーダーが人を巻き込んでいく能力が大事になってくる訳ですけど、現代のリーダーというものは作業も人よりも上手にこなさないといけない(何かにかけて得意分野を持っている人が望ましい)という事で、ある程度の能力が高くないといけません。そして、リーダーというものは、人の適正を見抜きながら、人に指示を出して実行して貰うという事が必要になります。

人間の社会では、多くの人が「出来るだけ作業をせずにおこぼれにあやかりたい」と考えている事が多いです。もしくは、単に参加者・傍観者でいたい、失敗する可能性もあるプロジェクトに対して主体的に関わりたくはないと考える人も多いのです。大学のサークルであればそれでも良いのですが、社会人の仕事となると、主体性が無い=リスクをとっていない人に対して、何らかの報酬が与えられるという事は、チーム全体の士気を下げてしまう事にもなりかねません。

チームの主体になるということ

チームの主体になるという事は、最初に「チームに対して意見を発信する」ということになります。意見を何も発言しないというのであれば、それは存在していないのと同意義になります。チームのメールのやり取りであったり、掲示板などにおいて、主体的に情報のやり取りを行おうという意思がチームの主体になっていく上で大切になってきます。

ベンチャーであったり、企業の小さなプロジェクトで最も厄介なのは、口を出すけど作業となると全くやらないというタイプの人間です。様々なアイディアを出すのは良いのですが、実際に実行する人もいないとチームとしては成立しません。誰も作業をする人になりたがらない(作業をする人は時間というリスクを取る)ので、ベンチャーやプロジェクト立ち上げの時期には、しっかりと作業が出来る人材をチームの核としておく必要性があるでしょう。

能力がある人と無い人の違い

能力がある人とない人、もしくは将来性がある人と無い人というのは、1回話をすれば半分ぐらいの確立で分かります。1回話しただけで分かるのか?と思うかもしれないですが、今の状況がどうであるかに関わらず、話の内容からすると「この人は凄そうだ」と思った人は、数年後には相当に凄いところに行ってる人が多いですし、「この人はダメそうだ」と思った人は、大体の人がダメな方にいってます。半分ぐらいは「いけるかいけないか」を1回話せば分かりますが、あと半分は「判断保留」という場合があります。

最近になって分かってきたのは、向上心が強いとか弱いとかの問題ではなくて、お金を持っているか持っていないかの問題でもなくて、責任感があるか無いかの問題でもないという事です。要は、何か実現したい事があって、それに向かっていけているかどうかという所が能力があるかないかの最重要なものである気がします。そういうものが備わっていれば、自然と行動が身についてくるものだと思っています。

労働作業における金銭を無視する

労働者として働いていると、時給に換算してしまいがちですが、時給であったり、貯蓄であったりというものは、能力が高くなってくるとそれほど意識しなくなってくるのかなと思います。それは、多くのプロジェクトというのは、プロジェクトの成功に対して「成功報酬」としてお金を貰うものであり、プロジェクトが成功しないとお金が発生するものではないからです。

この記事で取り上げている「主体的に関わる」というのは、この成功した時にお金を貰える可能性がありますが、失敗したらお金がゼロですよという話なんです。つまり、各個人が事業に対してリスクを負っていくという話で、各個人がそれを求められていく厳しい社会になってきているという事です。経済が成長していかない中においては、事業リスクが高くなるので、それに積極的に関与しなければ、リターンも得られないという訳です。

もっと簡単に言ってしまえば、自分の労働力を投入したらお金が必ず発生するというようなアルバイト型の労働スタイルでは、事業がどんどん伸びる中でもお金が貰えないので、成功者との格差が拡大するという事でもあります。労働者は、自分の肉体労働でお金を稼ぐと言う大きなリスクをとっているにも関わらず、金銭的なリスクをとろうとしていないので、大きなお金を得られないというシステムが民主主義の格差の根本です。だから、労働者は、お金の面においても、リスクをとる事を行っていく必要が出てくるのだと思います。

後から入ったチームメイトのケア

後からチームに入ってきたメンバーを温かく受け入れていくという姿勢もチームのマネジメントとしては重要になってきます。後から入ってきたチームメンバーが社交的でニコニコと誰にでも話しかけて好かれるタイプならいいのですが、そうでなかった場合は、すぐに疎まれる存在になりかねません。そうならないようにする為には、いかなるタイプであれ、ディスカッションしたり議論したりする時間を設けることが必要になります。

もっとも良いのは、スポーツで交流したり、山登りを楽しんだりする事でしょう。こうした共通したアクティビティな活動は、実際に仕事に対してのコミュニケーションを円滑にして、チームプレーに大いに役立ちます。信頼できない人に対して、仕事上でも注意したりする事がしづらいからです。こうしたスポーツや登山のアクティビティ活動は、以前に比べると日本では減ってきていますが、非常に残念なことです。

 

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